かごしまの「稼ぐ力」加速化総合補助金2次募集ガイド【令和8年度・締切10/5】

「1次募集は逃してしまった」「今から動いても、もう間に合わないかもしれない」——かごしまの「稼ぐ力」加速化総合補助金について、そう感じている鹿児島県内の事業者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。PR動画の制作やホームページのリニューアルを検討していても、補助金の申請準備に踏み出せずにいるという声もよく耳にします。

結論から言うと、2次募集は2026年8月17日(月)から10月5日(月)まで受付中で、まだ十分に間に合います(2026年9月時点の公式情報をもとに執筆)。ただし、この補助金には「先行審査」という早期申込の仕組みがあり、実質的な分岐点は10月5日ではなく9月23日(水・祝)にあります。ここに間に合うかどうかで、その後のスケジュールの余裕が大きく変わってきます。

この記事では、制度の詳しい中身よりも、「今日から何を、どの順番で進めればいいか」という締切逆算の実務に絞って解説します。PR動画・ホームページ制作にこの補助金を使いたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

かごしまの「稼ぐ力」加速化総合補助金、2次募集はいつまで?

2次募集の受付期間は2026年8月17日(月)から10月5日(月)までです。電子申請は締切日の23時59分まで、郵送の場合は当日消印有効となっています(鹿児島県公式サイトによる)。1次募集(5月28日〜7月15日)はすでに終了していますが、2次募集が引き続き実施されています。

対象となるのは、鹿児島県内に本店または主たる事務所を有する中小企業・小規模事業者(個人事業主を含む)です。業種は製造業・建設業・卸売業・小売業・飲食業・宿泊業・サービス業など全業種が対象になります。

補助率・上限額は次の2区分です。

区分 補助率 補助上限額 対象経費の目安
通常枠 2/3以内 100万円 25万円以上
重点支援枠 3/4以内 300万円 150万円超

PR動画・ホームページ制作は「通常枠」の対象経費に該当します(詳しくは後述します)。制度全体の仕組みや他の補助金との比較は、かごしまの「稼ぐ力」加速化総合補助金の解説記事で詳しく整理していますので、あわせてご覧ください。この記事では、2次募集ならではの日程の考え方に絞って解説します。

PR動画やホームページの制作は、「何を作るか」「誰に頼むか」を決めるまでに時間がかかりやすい取り組みです。今から動き出せば、2次募集にも、後述する先行審査にも十分間に合う日程です。

実質の分岐点は10月5日ではない?「先行審査」という仕組み

2次募集には、通常の締切(10月5日)とは別に先行審査という早期申込の仕組みがあります。先行審査の申込期限は9月23日(水・祝)で、ここまでに申請を終えた事業者は、それ以降に申請した事業者よりも2〜3週間程度早く交付決定を受けられます(鹿児島県公式リーフレット・専用サイトによる)。

ここで押さえておきたいのは、公式資料が「先行審査申込期限までに申請した事業者」と「それ以降に申請した事業者」の2グループで比較している点です。つまり9月24日に申請しても10月5日ぎりぎりに申請しても、交付決定の時期は基本的に変わりません。だからこそ、9月23日に間に合わせられるかどうかが最大の分岐点になります。

鹿児島県の公式ページには、交付決定日は原則として申込期限の60日後が目安になるとも示されています。事業を完了させる期限(発注・納品・支払いをすべて終える期限)は令和9年1月31日で、これは1次募集・2次募集を通じて共通です。申請が遅くなるほど、交付決定後に制作を進められる期間は短くなります。企画・撮影・編集に一定の期間が必要なPR動画やホームページ制作ほど、先行審査を目指す価値があります。

もうひとつ注意したいのが、交付決定前の進め方です。鹿児島県の公式ページには、交付決定日の時点ですでに発注・納品・支払いのすべてが完了しており、その後に取り組むことが何も残っていない事業は補助対象外になるという趣旨の記載があります。急いで先に完成・支払いまで済ませてしまうと、かえって対象外になるおそれがあるということです。契約や本格的な発注のタイミングは、事務局に確認しながら進めるのが安全です。

今日から動くなら?締切逆算の準備スケジュール

先行審査の申込期限(9月23日)に間に合わせることを目標にすれば、今から準備を始めても十分に間に合います。週単位の目安は次のとおりです。

時期 やっておきたいこと
今週 制作会社に相談し、PR動画かホームページか、何を作りたいかを整理する。「新規顧客の開拓」「ECサイトと連動した販路拡大」など、事業の目的と制作物のつながりを言葉にしておく
来週まで 制作会社から見積書を取得する。金額の根拠が説明できる形で見積を出してもらう
9月中旬まで 事業計画書・収支予算書のたたき台を作成する。電子申請はメールアドレスでアカウントを発行し、チャット形式の入力画面で進める仕組みのため、早めにアカウント発行だけでも済ませておく
9月23日(水・祝)まで 先行審査の申込期限。ここまでに申請を完了させる
9月24日〜10月5日 先行審査に間に合わなくても申請は可能。10月5日(月)が最終締切(電子申請23:59・郵送は当日消印有効)

申請後の流れは、①申請要領の確認 → ②申請書類の作成・提出 → ③申請 → ④事務局による審査 → ⑤交付決定・通知、という5段階です(鹿児島県専用サイトによる)。書類を提出してすぐに交付決定が届くわけではないため、このタイムラグを見込んで動くことが重要です。

準備のボトルネックになりやすいのは、書類の書き方そのものより「見積書の取得」と「事業計画書に書く数値目標の言語化」です。制作会社への相談・見積依頼は早ければ早いほど、後工程の余裕につながります。弊社トルアスも鹿児島県サービス業生産性向上支援費補助金・かごしま中小企業DX推進事業費補助金の交付を実際に受けた経験がありますが、いずれも「事業の目的と経費のつながりをどう説明するか」の整理に時間がかかった実感があります。

PR動画やホームページの制作費は補助対象になる?

対象になります。補助対象経費の区分「販売促進」の補助対象例として、鹿児島県の公式リーフレットに「観光ツアーや住宅販売の広告やPR動画等の作成を行う」「新聞・インターネット広告の掲載や自社ホームページ開設を行う」と明記されています。広告宣伝費・外注委託費として計上できます。

通常枠は補助対象経費が25万円以上から申請できます。PR動画1本の制作費が数十万円規模であれば、通常枠の対象経費として十分に成立する金額です。

一方で、パソコンやサーバーなどのハード購入費、汎用性があるものに関する経費、補助事業の遂行に必要なものと明確に特定できない経費は対象外です。制作物が対象になるかどうか迷う場合は、事務局(TEL: 099-201-7181)に事前に相談しておくと安心です。

申請までに何を準備すればいい?

申請には事業計画書・収支予算書等の準備が必要です(鹿児島県専用サイトによる)。書類の書き方そのものより、次の3点を先に固めておくと準備がスムーズに進みます。

  1. 何を作りたいか:PR動画なのか、ホームページなのか、あるいはその両方か
  2. 何のために作るのか:「新規顧客の開拓」「ECサイト経由の売上拡大」など、販路拡大・営業力強化との結びつき
  3. 想定予算:制作会社に見積を依頼し、金額の根拠を明確にしておく

見積書は、補助対象経費の区分(今回のケースでは「販売促進」)に沿った内訳で出してもらうと、事業計画書・収支予算書への転記もスムーズになります。

弊社トルアスは代表がテレビ局出身のPR動画制作会社で、補助金申請に使える見積書・制作仕様書の作成に対応しています。「まだ何を作るか具体的に決まっていない」という段階でのご相談もお受けしています。なお、申請書類そのものの作成・提出は事業者様ご自身で行っていただく形になります。

まとめ:2次募集で今すぐやるべきこと

  • 2次募集の受付期間は2026年8月17日(月)〜10月5日(月)。電子申請は23:59まで・郵送は当日消印有効
  • 実質の分岐点は10月5日ではなく9月23日(水・祝)の「先行審査」申込期限。ここまでに申請すれば、それ以降に申請するより2〜3週間程度早く交付決定を受けられる
  • 事業を完了させる期限は令和9年1月31日。申請が遅くなるほど、交付決定後に使える制作期間は短くなる
  • PR動画・ホームページ制作は「販売促進」区分の補助対象例として公式に明記されている(通常枠は対象経費25万円以上)
  • 交付決定前にすべてを完了・支払い済みにしてしまうと対象外になるおそれがある。契約・発注のタイミングは事務局に確認しながら進める
  • 準備のボトルネックは書類より「見積書の取得」と「目的の言語化」。制作会社への相談は早いほど良い

PR動画やホームページの制作にこの補助金を活用したい方は、見積書の取得だけでも今週のうちに動き出すことをおすすめします。本稿執筆時点で、2次募集より後の追加募集は公表されていません。制作内容のご相談は、お気軽に当社トルアスまでお問い合わせください。なお本補助金は審査を経て採択された事業者のみが対象であり、申請が採択を保証するものではありません

よくある質問(FAQ)

Q. 2次募集の受付期間はいつまでですか?

A. 2026年8月17日(月)から10月5日(月)までです。電子申請は締切日の23時59分まで、郵送の場合は当日消印有効です(鹿児島県公式サイトによる)。

Q. 「先行審査」とは何ですか?いつまでに申請すればいいですか?

A. 2次募集の中で、9月23日(水・祝)までに申請を終えた事業者が、それ以降に申請した事業者より2〜3週間程度早く交付決定を受けられる仕組みです。9月24日以降に申請しても最終締切の10月5日までの間で交付決定の時期は基本的に変わらないため、9月23日が実質的な分岐点になります。

Q. PR動画やホームページの制作費用は補助対象になりますか?

A. 対象になります。補助対象経費の区分「販売促進」(通常枠)の補助対象例として、PR動画の作成やホームページ開設が鹿児島県の公式資料に明記されています。ハード購入費や汎用性のある経費は対象外です。

Q. 事業はいつまでに完了させる必要がありますか?

A. 事業実施期間は令和8年3月25日から令和9年1月31日までです。この期間内に発注・納品・支払いのすべてを終える必要があります。

Q. 交付決定前に契約や発注をしても補助対象になりますか?

A. 交付決定日の時点ですでにすべての取り組み(発注・納品・支払い)が完了しており、その後に実施することが何も残っていない場合は、補助対象外になるおそれがあります。契約・本格的な発注のタイミングは、事務局に確認しながら進めることをおすすめします。

この記事を書いた人

大平 健人(おおひら けんと)|合同会社トルアス 代表社員

鹿児島市の映像制作会社・合同会社トルアス代表。テレビ番組の撮影・編集を担う技術会社に5年半在籍し、長崎文化放送・鹿児島放送でカメラマン・報道編集・VE(映像技術)を担当。2022年に独立し、企業PR動画・ライブ配信・Web制作を手がける。経済産業省「IT導入補助金」のIT導入支援事業者。自社でも鹿児島県サービス業生産性向上支援費補助金・かごしま中小企業DX推進事業費補助金の交付を受けており、補助金を活用した動画・HP制作の相談に対応している。鹿児島キャリアデザイン専門学校 TV映像音響科 非常勤講師。


動画制作・ライブ配信・補助金活用のご相談(無料)

テレビ局出身のスタッフが、企画・費用の考え方から補助金の活用まで一緒に整理します。「まだ検討段階」という方もお気軽にどうぞ。

無料で相談する

お電話でも承ります:050-3551-0135