【2026年版】鹿児島市で映像制作・PR動画費用に使える補助金・助成金まとめ

「補助金を使って映像制作やPR動画を依頼したい。鹿児島市独自の制度はあるのだろうか」——そうした相談をいただく機会が増えています。「県の制度は耳にしたことがあるが、市の制度まではよくわからない」という声も少なくありません。

結論から言うと、鹿児島市が独自に運営する映像制作・PR向けの補助金は2026年08月時点では限られており、一般の企業PR動画にそのまま使える市の制度は少ないのが実情です。しかし、鹿児島市内の事業者が利用できる鹿児島県の補助金・国の制度を合わせると選択肢は十分にあります。

この記事では、鹿児島市内の事業者が映像制作・PR動画費用に補助金を活用する方法を、市の制度・県の制度の順に整理します。弊社トルアスは実際に3つの補助金の交付を受けた経験があり、その視点からも実態をお伝えします。なお本記事の情報は2026年08月時点に確認した内容をもとにしており、募集状況は変わることがあります。申請前に必ず各制度の公式ページをご確認ください。

2026年8月時点、鹿児島市独自の映像制作・PR系補助金の全体像

鹿児島市が運営する補助金のうち、映像制作・PR素材の制作費用に関係する主な制度は次の3つです。

制度名 対象者 補助率 上限額 2026年8月時点の状況
鹿児島市クリエイター活用促進補助金 市内法人・個人事業主(市内クリエイターへの発注費) 1/2以内 20万円 ※現在は募集終了
かごしまクリエイター成長促進事業(補助部分) 市内クリエイター・クリエイター活用事業者等 1/2以内 20万円 令和8年度募集詳細は未公表(要確認)
映画撮影等誘致支援事業 映画・ドラマ等の大規模作品を製作する法人・団体 1/2以内 300万円 一般の企業PR動画は対象外

クリエイター活用促進補助金とかごしまクリエイター成長促進事業はどう違うか?

鹿児島市はかつて「クリエイター活用促進補助金」を運営していました。市内の法人または個人事業主が、鹿児島市クリエイターズデータベースに登録したクリエイターに業務を発注する際の費用を補助する制度で、補助率1/2・上限20万円でした。映像・コンテンツ制作やデザインも対象業種に含まれており、SNS動画やPR素材の制作費に充当できる設計でした。ただし令和7年度分は予定件数に達し終了しており、2026年8月時点では募集を行っていません

その後継・発展版として位置づけられているのが「かごしまクリエイター成長促進事業」です。補助金部分の補助率・上限額はクリエイター活用促進補助金と同様(1/2以内・上限20万円)ですが、補助金に加えてクリエイターと発注企業のマッチングイベント「MEIZAN CREATIVE DAYS」の開催などクリエイターエコシステム全体を支援する設計になっています。映像・映像コンテンツ制作者も対象業種に含まれますが、令和8年度の補助金部分の募集詳細は2026年8月時点では未公表のため、鹿児島市産業創出課(099-216-1319)に最新状況をご確認ください

注意点として、両制度とも「市内登録クリエイターへの発注」が前提条件です。制作を依頼する映像会社やクリエイターがクリエイターズデータベースに登録した市内事業者かどうかを事前に確認する必要があります。また上限20万円という金額は制作費の全額には及ばないケースが多く、あくまで費用の一部を補うものとして活用するのが現実的です。

映画撮影等誘致支援事業は、企業のPR動画に使えるか?

鹿児島市は映画・ドラマなど大規模映像作品の撮影誘致を目的とした「映画撮影等誘致支援事業」を運営しており、補助率1/2・上限300万円という規模は魅力的に映ります。しかし対象となる要件が非常に限定されています

対象となる作品は次のいずれかです。

  • 全国30館以上の映画館で公開が予定されており配給会社が決定している映画
  • 全国放送が確定している60分以上のドラマ
  • 大手動画配信サービスでの配信が決定している動画

加えて、鹿児島市の観光振興に資する内容であること、鹿児島市内での撮影に関係するスタッフ・キャストの延べ宿泊数が300泊以上であることが条件です。これらの条件から、一般的な企業PR動画・採用動画・展示会向け紹介動画はこの制度の対象外となります。この事業はロケーション誘致制度であり、中小企業の動画制作費補助としては活用できません

鹿児島市内の事業者が今すぐ活用できる鹿児島県の補助金は?

鹿児島市内の事業者も、鹿児島県が運営する補助金はすべて活用できます。2026年8月時点でPR動画・映像制作費に関係しやすい制度は次の3つです。

かごしまの「稼ぐ力」加速化総合補助金は、対象経費の区分に「販売促進費(PR動画制作費を含む)」が明示されています。補助率2/3・上限100万円(重点支援枠は3/4・上限300万円)で、幅広い業種の中小企業が対象です。令和8年度の2次募集は2026年8月17日〜10月5日の日程で始まっており、今からでも申請が間に合います。詳細は稼ぐ力補助金解説記事をご参照ください。

鹿児島県サービス業生産性向上支援事業費補助金は、対象経費に「PR動画制作等に要する経費」と明記されている数少ない補助金のひとつです。補助率2/3・上限300万円(中堅企業者は600万円)で、県内サービス業の中小企業者・中堅企業者が対象です。令和8年度2次募集の受付は2026年7月21日〜8月21日(金)で、この記事の公開後まもなく締切を迎えます。弊社トルアスもこの補助金の交付を受けており、「支援する側」「実際に申請した側」両方の視点で詳しく解説した2次募集ガイドもあわせてお読みください。なお予算上限に達した場合は期日前に終了することがあります。

かごしま中小企業DX推進事業費補助金は補助率2/3・上限400万円で、デジタル技術導入・販路開拓・付加価値向上に向けた取り組みが対象です。PR動画制作費の明記はありませんが、販路開拓の枠組みで動画制作を事業計画に組み込める可能性があります。申請には認定経営革新等支援機関やITベンダーとの共同計画書作成が必要です。令和8年度2次募集は2026年7月17日〜8月19日の予定です(予算上限達成で早期終了の可能性あり)。

鹿児島の補助金を横断的に比較したい場合は、鹿児島の動画制作で使える補助金まとめ【2026年版】もご覧ください。

補助金を使った映像制作で失敗しないための注意点

補助金と映像制作を組み合わせる際、実際に申請・交付を受けた経験から強調したいのが「着手のタイミング」です。どの補助金も採択(交付決定)前に映像制作会社と契約・着手した経費は補助対象外になります。「まず制作を進めて後から補助金を使おう」という順番では間に合いません。

正しい流れは次のとおりです。

  1. 使いたい補助金の対象経費・対象者・募集期間を公式ページで確認する
  2. 事業計画書を作成し、申請する
  3. 採択通知(交付決定通知)を受け取る
  4. 採択後に映像制作会社と契約・発注する
  5. 制作・納品
  6. 実績報告を提出し、補助金を受け取る

また、補助金は審査を経て採択された事業者のみが対象であり、申請すれば必ず採択されるものではありません。採択率は制度・年度・応募状況によって変わります。採択が前提ではないことを踏まえた上で制作スケジュールを設計することが大切です。

まとめ:鹿児島市内の事業者が映像制作補助金を活用するためのポイント

鹿児島市内で映像制作・PR動画の費用に補助金を活用したい場合のポイントをまとめます。

  • 鹿児島市独自の補助金(クリエイター活用促進補助金)は現在は募集終了。後継のかごしまクリエイター成長促進事業は令和8年度募集詳細が未公表のため、産業創出課(099-216-1319)へ要確認
  • 映画撮影等誘致支援事業は全国30館以上の映画・全国放送ドラマ等に限定されており、一般的な企業PR動画・採用動画は対象外
  • 市内事業者でも鹿児島県の補助金は活用できる。「稼ぐ力加速化総合補助金」はPR動画を対象経費に明記しており、2次募集(8/17〜10/5)が現在進行中
  • サービス業生産性向上支援事業費補助金(8/21締切)もPR動画制作費が対象。弊社が実際に交付を受けた制度
  • どの補助金も採択前の契約・着手は補助対象外。採択通知を受け取ってから発注するのが大原則

制度選びや事業計画書の方向性でお困りの方は、IT導入補助金(インボイス枠・2024年採択)・鹿児島県サービス業生産性向上支援費補助金・かごしま中小企業DX推進事業費補助金の3制度を実際に受給した実績のある弊社にお気軽にご相談ください。補助金は採択を保証するものではありませんが、制度選びの段階から相談をお受けしています。


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