採用動画の作り方——中小企業が少ない予算で成果を出すためのポイント

「うちみたいな会社に、採用動画なんて必要?」——答えはYesです

求人を出しても応募が来ない。面接に来ても辞退される。中小企業の採用担当者なら、こうした悩みに心当たりがあるのではないでしょうか。

近年、こうした課題の解決策として「採用動画」が注目されています。求職者の約88%が「動画を見ると応募意欲が高まる」と回答し、Z世代の90%以上が就活の情報収集に動画を活用しています。

「大企業がやるものでしょ?」と感じるかもしれませんが、実は中小企業こそ効果が大きいのです。この記事では、限られた予算で成果を出すための具体的なポイントを解説します。

中小企業に採用動画が効く3つの理由

1. 文字では伝わらない「雰囲気」を届けられる

中小企業の最大の武器は、社風や人間関係の近さです。しかし、求人票のテキストだけでは「アットホームな職場です」と書いても伝わりません。動画なら、社員の表情・声のトーン・職場の空気感がそのまま届きます。

2. 採用のミスマッチを減らせる

入社前に会社のリアルな姿を見てもらうことで、「思っていたのと違った」という早期離職を防げます。採用コストが限られる中小企業にとって、1人の早期離職を防ぐだけで数十万円〜数百万円のコスト削減につながります。

3. SNS・求人サイトで差別化できる

IndeedやWantedlyなどの求人プラットフォームでは、動画付きの求人は目に留まりやすくなります。InstagramやTikTokでショート動画を発信すれば、求人広告費をかけずに認知を広げることも可能です。

ポイント: 大企業のような洗練された動画でなくても、「リアルさ」と「人の温かみ」が伝わる動画こそ中小企業の強みになります。

採用動画の種類と使い分け

採用動画にはいくつかのタイプがあり、目的に応じて使い分けることが大切です。

種類 内容 活用シーン
社員インタビュー 社員が仕事のやりがい・1日の流れを語る 求人ページ、会社説明会
職場紹介・オフィスツアー オフィスや現場の雰囲気を映す SNS、採用サイト
代表メッセージ 経営者が会社のビジョン・想いを語る 新卒向け説明会、HP
密着・ドキュメンタリー 社員の1日に密着し、リアルな業務を見せる 中途採用向け、YouTube
ショート動画 30〜60秒の短尺で会社の魅力を凝縮 Instagram Reels、TikTok

2025年以降のトレンドとして、縦型ショート動画(30〜90秒)の需要が急増しています。若手層の採用を狙うなら、Instagram ReelsやTikTokへの展開も視野に入れましょう。

予算別——中小企業の採用動画、3つの選択肢

【10万円以下】自社制作で始める

  • スマートフォンで撮影し、無料の編集アプリで仕上げる
  • 社員インタビューやオフィス紹介など、シンプルな構成が向いている
  • メリット: コストを最小限に抑えられる
  • デメリット: 画質・音質・構成の品質にばらつきが出やすい

【15万〜30万円】プロに基本プランを依頼する

  • 企画・撮影・編集をプロに任せつつ、撮影は半日〜1日で完結
  • 社員インタビュー1〜2名+職場の様子を収録する構成が一般的
  • メリット: プロの画質・音質で信頼感のある仕上がりになる
  • デメリット: 大がかりな演出や多拠点撮影は難しい

【30万〜50万円】本格的な採用動画を制作する

  • 複数名のインタビュー、密着取材、ドローン撮影、ナレーション追加など
  • 会社説明会やYouTubeチャンネルの柱となるメインコンテンツに
  • メリット: 企業ブランディングと採用の両方に効果を発揮
  • デメリット: 制作期間が1〜2ヶ月かかる場合がある

ポイント: まずは15万円前後の基本プランで1本作ってみて、効果を確認してから追加制作する方法がおすすめです。最初から完璧を目指す必要はありません。

成果を出す採用動画——5つの制作ポイント

1. 「誰に届けるか」を最初に決める

新卒か中途か、どんな人材に来てほしいか。ターゲットが曖昧だと誰にも刺さらない動画になります。「入社3年目の営業職」のように具体的な人物像を設定しましょう。

2. 伝えるメッセージは1つに絞る

会社の歴史、福利厚生、事業内容、社員の声……すべてを詰め込むと何も伝わりません。1本1テーマを徹底し、他の情報は別の動画やWebページに回しましょう。

3. 最初の10秒で心をつかむ

視聴維持率は冒頭10秒で決まります。社名ロゴではなく、「この会社で働くとどうなるか」が伝わるシーンから始めましょう。

4. 「やらせ感」を出さない

台本を丸読みするインタビューは求職者にすぐ見抜かれます。自然な会話を引き出すインタビュー形式が最もリアルで信頼感のある映像になります。

5. 尺は2分以内を基本にする

求人ページ向けは1分30秒〜2分が目安。それ以上は離脱率が急上昇します。情報が多い場合はテーマごとに複数本に分けましょう。

よくある失敗パターンと対策

失敗パターン 原因 対策
再生数は伸びたが応募ゼロ 導線設計の不備 動画末尾・概要欄に応募リンクを必ず設置
かっこいいのに反応が薄い 演出過多 等身大の社員の姿を見せることを優先
社員が緊張して魅力が出ない 聞き手の技量不足 自然な会話を引き出せるプロに依頼
1本作って終わり 運用計画がない 制作前にSNS・説明会での活用計画を立てる
音が聞き取りにくい 収録品質が低い 映像以上に音声品質を重視(外部マイク必須)

採用動画で最も大切なのは映像の美しさではなく、「この会社で働きたい」と思ってもらえるリアルな魅力が伝わることです。

採用動画を活用する場所

作った動画は複数チャネルで使い回すのが鉄則です。自社採用ページへの埋め込み、Indeed・Wantedly等の求人サイトへの掲載、会社説明会での事前共有、Instagram Reels・TikTokでのショート版投稿など、1本の素材から展開先を広げることで費用対効果が大きく高まります。

まとめ

  • 求職者の約88%が動画視聴後に応募意欲が向上。中小企業こそ採用動画の効果が大きい
  • まずは15万円前後の基本プランで1本制作し、効果を見てから追加するのが堅実
  • 「誰に・何を伝えるか」を明確にし、1本1テーマ・2分以内を基本に設計する
  • かっこいい映像より「リアルさ」が大切。自然な会話を引き出せるプロの力を活用する
  • 作って終わりにせず、採用ページ・SNS・説明会など複数チャネルで運用する

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テレビ局(KKB鹿児島放送)出身の代表・大平が、報道・インタビューの現場で培った「話を引き出す力」で貴社の魅力を届けます。企画から納品までワンストップ対応。

  • ベーシック: 150,000円〜 / スタンダード: 300,000円〜 / プレミアム: 500,000円〜

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